リップルを購入する際の手軽な方法とは
リップルを購入する際の方法というのは、主に下記の3点が挙げられます。
- 個人間で売買をする
- 取引所を利用する
- 販売所で購入する
ほとんどの仮想通貨がこのようにして取引されることになりますが、ビットコインのようにマイニング(採掘)をして仮想通貨を手に入れるということが出来ませんので、リップルを購入する方法については上記の3点に限られるということが特徴的です。
それでは、リップルを購入する際の手軽な方法についてですが、掛かる費用や時間などを気にしないのならば販売所で購入するのが最も手っ取り早い方法となっています。
販売所というのは、仮想通貨を販売している場所ということになりますので、提示された金額でいくらでも仮想通貨を購入することが出来ます。
取引所というのは、あくまでも仮想通貨を購入したい人と売却したい人を仲介しているだけの場所となっていますので、いつでも購入したい分だけの量がストックされているとは限りません。
例えば、1XRPを80円で購入したいと思っていても売却したい人が85円で提示していれば80円で購入することは出来ないということです。
さらに、100XRPを購入したくても80円で20XRP、81円で30XRP、82円で50XRPというように、売却したい人が放出している量によっては希望金額で購入することが出来ないケースもありますので、量が欲しい場合には取引所よりも販売所のほうが合っているということになります。
また、販売所の場合は取引所と比較すると、購入する場合には高く、売却する場合には安くなっているケースが多いです。
そのため、利益だけを考えるのならば販売所よりも取引所のほうが優れているということになりますが、量を無視して取引をすることが出来ますので、大量の仮想通貨が欲しいというような場合には販売所を使ったほうが良いということです。
最後に個人間の取引についてですが、仮想通貨を個人間で取引をすることによって売買をすることも可能になっていますが、リップルはビットコインのように決済手段として活用されることが少なくなっています。
そのため、詐欺に騙されてしまったり、悪徳業者に情報だけ持ち逃げされてしまったりというような被害に遭遇してしまう可能性もありますので、セキュリティのことを考えるのならば取引所もしくは販売所を利用するのがベストだということになります。
PS.
リップルとXRPの関係性について
リップルのことを仮想通貨として扱って取引をしている人が多いですが、リップルというのは「リップル社」のことを指しますので、正確にはXRPが仮想通貨の名称としては正しいということを知っておいてください。
これは、取引所などでもXRP表記ではなくリップル表記で取引をしているケースも多いために仕方のないことなのかもしれませんが、仮想通貨の名称がそのまま使われているビットコインとは違って、リップルというのは送金システムのことを指していますので勘違いする人が多くなっています。
それでは、リップルとXRPの関係性について簡単に紹介していきますが、XRPというのはリップルが発行している仮想通貨の名称となっています。
XRPの発行枚数は1,000億枚となっていて、これはXRPが発行された時点で全ての枚数が発行されているということが特徴的です。
そのため、ビットコインのように将来的に定められた枚数まで発行するというようなシステムではなく、既に全ての枚数が発行されているために、他の仮想通貨のようにマイニングなどの操作によってXRPを生み出すというようなことは不可能となっています。
また、XRPが追加で発行されるということもありませんので、市場価値が大きく変動する際にはXRPを多く保有しているリップル社もしくはリップルの創業者となっている、Jed McCaleb氏が市場に放出した際に価格が変動するケースが多いです。
中には2017年末のように他の仮想通貨の暴騰に合わせて大きく変動するというようなこともありますが、これは様々な要因が重なって生み出された仮想通貨バブルと言っても過言ではないでしょう。
2018年になってリップルを採用する金融機関が世界中で増えているという話を耳にするケースが多くなっていますが、これはリップル社の根幹にあるのが送金システムとなっていますので、リップル社が提供している送金システムを採用する金融機関が増えているというように解釈することが出来ます。
決して、金融機関がXRPの取引を始めるというようなニュースではありませんので、勘違いしないようにしてください。
PS.
リップルと提携した日本企業ってどこ?
リップルが提供しているシステムというのは、送金システムとなっていて、このシステムは2017年頃から世界中で採用されるようになってきました。
当然のことながら、日本企業も多く提携していて、主に金融機関となっていますが、三菱東京UFJ銀行や三井住友銀行といった都市銀行も提携をしていて、地方銀行や信用金庫なども提携先に挙げられているのが特徴的です。
日本では、金融機関のみの提携となっていることが特徴的ですが、海外を見渡してみると、金融機関だけではなく、IT企業や決済サービスを提供しているプロバイダーなどもリップルの送金システムを採用しているというケースが多くなっていますので、日本でも近い将来リップルの提携先が広がる可能性は高いです。
2018年3月になって、新規の提携先として噂されているのは「Amazon(アマゾン)
」と「アリババ(アリペイ)」の2つとなっています。
この2つの共通点というのは、どちらも通販を展開している企業の中では世界で一・二を争う企業だということです。
異なるポイントとしては、Amazonがアメリカの企業なことに対して、アリババが中国の企業だということぐらいとなっていますので、どちらも似通ったサービスを提供しているのが特徴的です。
日本でも米国企業のAmazonが金融事業を展開するというような噂もありますので、もしかするとリップルの送金システムを採用した上で、日本で金融業を展開するというようなこともあるかもしれません。
2018年2月末のニュースでは、リップルとGoogleが提携するというような話もあり、これはGoogle PayにXRPが採用される可能性もあるというようなニュースになっています。
そのため、日本の金融機関のように送金システムを採用することによっての提携という話ではなく、Google PayでXRPを使用することが出来るというような話になっていますので、他の提携とは少し異なるのが特徴的です。
このようにリップルは主に送金システムを手掛けている企業となっていますが、仮想通貨のXRPを発行・運営していることでも知られていますので、様々な企業が提携しているということが挙げられます。
PS.
リップルを保管するためにオススメな方法とは
コインチェックで仮想通貨のNEMが流出したという問題から仮想通貨の保管方法を意識する人が増えましたが、こちらではリップル(XRP)を保管する方法について詳しく紹介していきます。
XRPはリップルが発行している仮想通貨となっていて、現実の通貨とは異なりますので、他の仮想通貨と同じように保管をする際にはウォレット(財布)と呼ばれるツールを利用しなければいけません。
そしてウォレットには、主に下記の5つのタイプに分かれていることが特徴的です。
- WEBウォレット
- ソフトウェアウォレット
- モバイルウォレット
- ペーパーウォレット
- ハードウェアウォレット
これらのウォレットを利用することによって、XRPを保管することが出来るようになります。
それぞれのウォレットの特徴について紹介していきたいのですが、それはまた次の機会にします。
ここでは、リップルを保管するために最適なウォレットについて紹介していきますが、これはリップルをどのように利用するのかということによって大きく異なります。
例えば、ビットコインの場合は日本国内でも利用することが出来る店舗の数が増えています。
都心部に限っての話となっていますので、地方の場合だと他の仮想通貨やアルトコインと変わらないということが挙げられますが、実際に使うために仮想通貨を保管するという場合には、モバイルウォレットやハードウェアウォレットのように持ち運びすることが出来るタイプのウォレットのほうが使いやすいでしょう。
しかし、リップルの場合は日本国内で利用することが出来る店舗がほとんどありません。
そのため、海外のコンテンツを利用する場合の決済手段として利用するか、投資商品として保管するかという二択になっていますので、この場合だとWEBウォレットやソフトウェアウォレットのようにパソコンやオンライン上で保管することが出来る方法のほうが使いやすいということになります。
セキュリティが最も堅いとされているのは、ハードウェアウォレットとなっていますが、ハードウェアウォレットを利用する場合でもデメリットは存在していますので、現在の自分の状況に合わせて最適なウォレットを選択するのがオススメな保管方法となっています。
PS.
リップルに合っているウォレットについて
リップルを保管する際には、必ずウォレットを利用することになります。
これは、販売所や取引所などでリップルを購入した場合でも同じようになっていて、通常は取引所などで提供している口座がWEBウォレットとなっているために、そのまま活用することが出来ます。
こちらでは、リップルを利用する際にオススメなウォレットについて詳しく紹介していきます。
どのようなウォレットがリップルを保管するのに合っているのかということについては、利用する際の状況によって大きく異なります。
例えばWEBウォレットの多くは取引所などが提供していることが多く、取引所では仮想通貨で投資をするために利用するケースが多いです。
そのため、取引所が提供しているWEBウォレットから入出金を繰り返すと余計な手数料が発生するということになりますので、何度も入出金を繰り返すというのはマイナス要素となります。
しかし、2018年1月に発生したコインチェックのトラブルのように、取引所のWEBウォレットに保管したままにしておくというのはセキュリティの面からオススメすることは出来ません。
WEBウォレットというのは、オンライン上でリップルを保管するためのウォレットとなっていますので、パソコンだけではなくスマートフォンやタブレット端末でもインターネットに繋がっていれば入出金をすることが出来るために利便性が高いですが、その分だけハッキングされる可能性も高いということを知っておいてください。
逆に最もセキュリティが高いのはハードウェアウォレットとされていますが、ハードウェアウォレットの場合は端末を購入するところから初めなければいけません。
また、端末の価格も15,000円~30,000円程度になっているケースが多いので、リップルを保管するためだけに購入するというのは少し躊躇する金額となっています。
これらのことから、比較的オススメなのは、ソフトウェアウォレットとなっていて、さらに保管するためのソフトウェアウォレットをインストールしている端末に関しては入出金をする時だけオンラインにして、それ以外の場合はオフラインで利用することをオススメします。
少し面倒かもしれませんが、オフラインで管理することによって余計なトラブルの可能性を引き下げることが出来て、必要な時にはオンラインで取引をすることが出来るので、利用方法を少し改善するだけでセキュリティ性は高くなります。
PS.
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ブロックチェーンとは異なるリップルのXRP Ledgerってどんなシステム?
XRP Ledgerというのは、リップルが提供している送金システムの根幹となる部分になっていて、簡単に言えば取引記録の集合体となっていることが挙げられます。
XRP Ledgerと同列に語られるシステムには、ブロックチェーンが挙げられますが、ブロックチェーンの場合は取引記録をブロックとしてまとめてチェーン状に結び付けることになります。
しかし、XRP Ledgerの場合は取引記録を分散して保管するという性質を持っていて、この分散した取引記録のことをXRP Ledgerと言います。
それではXRP Ledgerについてもう少し詳しく紹介していきます。
XRP Ledgerでは、取引が正しく行われているのかどうかという判断をするのが、Validator(ヴァリデーター)と呼ばれる承認者の80%がOKを出した時に「正しい取引が行われた」と台帳に記録されることになります。
このvalidatorを選定していたのが開発当初のリップルでしたが、そうなると「リップルの関係者=validator」というような図式になってしまいますので、保守性と公平性を保つことが難しくなってしまいます。
簡単に言えば、リップル社に何らかの問題があった場合には、仮想通貨としてのリップルもトラブルに巻き込まれてしまうということになりますので、この問題を回避するためにリップル社では各国の金融機関を取り入れることによって、公平性と保守性を維持するようにしています。
こうすることで、万が一リップル社に何かが起こっても、仮想通貨としてのリップル(XRP)に関しては今まで通りに運営・管理することが出来るようになります。
少し話がそれてしまいましたが、XRP Ledgerというのは、送金システムの中で分散化された取引記録のことを指していて、ブロックチェーンに当てはめるのならブロックそのもののことを指します。
ブロックチェーンと異なる部分に関しては、validatorが取引記録を承認することによって取引が成立するために、ブロックチェーンを利用している仮想通貨と比較すると手続きに掛かる時間が大幅に短くなっているということが挙げられます。
PS.
リップルが発行したXRPという仮想通貨とは
仮想通貨の取引をしている人の多くは、リップルのことを仮想通貨の名称だと勘違いしている人が多いですが、XRPが正しい名称だということを知っておいてください。
2018年3月現在、XRPの時価総額はイーサリアムと2位争いをしているのが特徴的です。
1位については世界で最初に誕生した仮想通貨でもあるビットコインの独走となっていますが、2位および3位にはイーサリアムとリップルが並んでいて、4位以下を大きく突き放していることが挙げられます。
リップルもイーサリアムも、日本での市場が解禁したことに合わせて時価総額を急激にアップさせたという背景がありますので、もしも今後、他の仮想通貨でも日本の市場が解禁することによって、大きく暴騰する可能性が高いということになります。
そんなXRPの特徴についてですが、XRPはビットコインのように決済手段として開発された仮想通貨ということではなく、どちらかと言えばイーサリアムが開発した仮想通貨の概念に近い性質を持っていることになります。
イーサリアムの開発した仮想通貨(ETH)は、イーサリアムの技術で開発したプラットフォームのコンテンツを利用する際の料金を支払うための通貨として誕生したという背景があります。
そして、リップルに関してもプラットフォームを生み出すための技術となっているために、性質だけで比較をするのなら、ビットコインよりもイーサリアムに近い性質を持っているということになります。
2018年3月現在、リップルのプラットフォームを利用したコンテンツとしては送金システムが代表的なコンテンツとなっていますが、リップルの目標は「価値のインターネット」となっていますので、インターネットの使い方が大きく変わる可能性があります。
その他にも、Googleと提携するというような話もあり、Google Payの決済手段としてXRPを利用することが出来るというような噂もありますので、もしかするとビットコインと同じように決済手段としてXRPが使われる未来というのもあるのかもしれません。
PS.