モナコインのブロックチェーン攻撃から分かる仮想通貨の危機
大事件ですね。
今回の事件はより大きな問題かと思います。
仮想通貨の取引の正当性を保証出来なくなってしまう、そんな事件です。
で、具体的に今回はどういった事が起こり、
そこからどんな問題、課題が出てくるのか?
さっそくみていきましょう。
マイナー(採掘者)による攻撃はどんなものかというと、ブロックを生成して、公開するのが普通の採掘の流れですが、
ブロック生成後に、公開を行わず、隠しておくということをします。
で、その間に他のマイナーが生成と公開を繰り返し、取引が記録されていきますが、
その際に公開せず隠していたブロックを一気に公開します。
そうすると、今まで公開されていたものより長いチェーンが出来上がり、今まで公開されていたブロックチェーンは無効化されます。
ブロックチェーンの性質として、ブロックの分岐が起きた際は、より長いチェーンを正しいものとする、というルールがあります。
これによってブロックを公開せずに隠していたものを一気に公開することで取引を改ざんしてしまうことができてしまいます。
今回モナコインのブロックチェーンによって起きた事件ですが、これはモナコインだけの問題ではありません。
同じPOWの仕組みを採用している他の仮想通貨でも、同じ事件がおきる可能性があります。
このまま何も対処しなければ間違いなく、同じ事が起きてしまうでしょう。
この事件を発端としてPOWからPOSへの移行に本格的に移っていくのではないかと思います。
POW、POSにかんしてはまた記事書きますね。